結露問題、唯一の原因と解決案 ~対処よりも対策を~

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 皆様こんにちは

株式会社棲み家の増田です。

 

 街の木々はしっかり色を付け、気温はすっかり下がってきましたね。

 

 私が住んでいる鳴滝の方も朝はかなり寒くなってきました。

 

 

 今回はこれからの季節におこりがちな結露問題についてお話をしてみようかと思います。

1.
結露問題って?
2.
なぜ起こる、室内結露
3.
きっとみんな使ってる、結露の意外な黒幕
4.
結露問題を少しでも減らすために







1. 結露問題って?

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こちらに細かい定義はないのですが、結露によって起こる不快現象や健康被害、建物の損傷などをそう呼んでいます。

 

具体的にどんなものがあるかと言いますと、まず皆様想像しやすいのが窓の結露ではないでしょうか。

 

 冬場、朝起きると窓廻りが水滴でびっしょり。

 これを雑巾やワイパーで取り除いてキレイにしているだけであぁもうお昼ご飯の準備・・・なんてことになるあれです。

 

 健康被害と言いましても、水滴が直接私たちの健康に被害を与えることは少なく、

どちらかと申しますと結露問題から引き起こされる二次被害と捉えて頂ければと思います。

 よく耳にするケースは「カビ」と「ハウスダスト」です。

 カビについては当HPのブログでも触れたことがありますが、水分が多分に影響するため、結露問題はそのカビにとって好都合となってしまうわけです。

 

 

 

 

 建物の損傷、こちらは少し専門的な話も含みますが、壁の表面で結露が発生した場合は仕上げ材のはがれ等を起こす場合があります。また。壁の中で結露を起こした場合については断熱材の性能を(断熱材の種類によっては永続的に)落としたり、壁の中にカビを発生させたり、金物や構造材を痛める可能性があります。

 また湿度の高い状態はシロアリにとっても働きやすい環境です。

 

2. なぜ起こる、室内結露

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 以前のブログでも書きましたが、水蒸気と水滴は分子レベルで同じものです。

温度の変化や湿度の値などによって水蒸気が水滴化することによって起こると言えます。

ですので結露に関係してくる要素としては

1室内の水蒸気量

2室内の温度

3結露問題箇所の表面温度

4当該箇所の風量

 

 以上の4点です。

まず室内の水蒸気量ですが、こちらは別ブログでも説明をしておりますが

関係してくるのは「飽和水蒸気量」と言われる、空気中に存在できる水蒸気の最大値です。

この最大値に湿度が達した状態を「湿度100%」と定めています。

 

 あれ?じゃあ湿度100%なんて表示を見たことがないから結露なんて起こらないのではないのか。

 

 と思った方、非常におしいです。

 

 確かに湿度100%なんていう表示は私も見たことがありません。

理屈上あり得るとすると小さな部屋で水滴がそのまま床に降るくらいのレベルで加湿器を稼働させ続けている部屋とかでしょうか。

 

実はもうひとつ理屈上湿度100%があり得る状況があります。

湿度80%まで引き上げた部屋の温度を徐々に下げ、壁や床に結露が出始めた状態の部屋は理屈上部屋の中に湿度100%の部分が存在します。

 結露すると言うことは飽和水蒸気量を超えているからですね。

 

 

 もうおわかりと思いますが、飽和水蒸気量、空気中に存在できる水蒸気の量は温度によって変わります。

 端的に申し上げると、熱い空気は沢山の水蒸気を保持することができます。

沢山の荷物を抱えた状態で、突然身体が小さくなるような感じです。

その時にこぼれ落ちた分が水滴となり壁などに付着、これを「結露」と呼んでいるわけですね。

 

 これが12「室内の水蒸気量」「室内の温度」を要因とする結露問題の答えです。

 

先ほどお話しました「湿度100%」のお話の中に「部屋の中に湿度100%の部分が存在します」と申し上げましたが、ではそれはどこなのか。

 こちらももう簡単ですね。結露している部分、大体は窓、ですね!

これが3の「結露問題箇所の表面温度」の答えです。


では4の当該箇所の風量とありますが、

これはなんだか結露問題と関係がなさそうな気が・・・・。

そうですね、風量と結露は直接は関係が無いので少しそれたお話になるかも知れませんが、窓に向けて扇風機を回している状態と、そうでない状態の二つを想像してみてください。

条件の違いは扇風機だけです。それ以外の部屋の温度と湿度は全て同じ条件で、扇風機を回していない窓の方が結露しだした瞬間、扇風機を回している方の窓は結露しているでしょうか。

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これは計算式にはしづらいのです。(私が賢くないせいかもしれませんが)

住宅の窓における結露の原因は、多くの場合多湿と温度差、特に温度差です。

ですので、扇風機で部屋の空気温度の風を当て続けると窓と部屋に温度差ができにくいのです。

どうしても困っている窓があれば、試しに扇風機(サーキュレーター)を当ててみると改善することがあるかも知れませんね。

冬場のコールドドラフトを防ぐ意味でもサーキュレーターは効果がありますよ。

ただし、気流を与えると体感温度が下がりますので、暖房を消した後はご注意ください。

3. きっとみんな使ってる、結露の意外な黒幕



答えから申しますが、ガスストーブや石油ストーブです。



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ガスストーブなどを使用しておられる場合、ガスが燃焼する際に水蒸気を発生させますので、使用と共に湿度は上がっていきます。

CH4+O2CO2+H2O- ガスが完全燃焼したときの化学式

CH4=炭化水素 O2=酸素 CO2=二酸化炭素 H2O=水

 

それに反して、ストーブを使用していると肌は乾燥方向に動きます。

これは個人の肌の環境にもよりますが、温度によって肌の表面に存在する皮脂はダメージを受けます。

皮脂はお肌の潤いをキープし、また外的に対しても抵抗力を持つバリア的存在なのですが、これが温度の急激な上昇によって抵抗が弱まり、水分を外に逃がすことに繋がります。

暖房と同時に加湿をしなければと良く申しますが、お肌の事に関しては加湿よりも先に保湿です。


信頼の置ける美容液と化粧水、最後に保湿クリームをご使用ください



 

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少し脱線いたしましたが、上記要因により(人により)肌表面で感じる乾燥具合と部屋の中の水蒸気量はかなりのギャップがあります。

肌が乾燥するほどの温度になるまでガスストーブを使用している場合、部屋の中の水蒸気量はほぼ飽和状態です。この状態になりますと日頃開けない場所や日当たりのない場所、通風のない場所で結露いたします。そのような場所で結露しますとカビ菌が発生する可能性がありますので、冬場のガスストーブの使用状況にはご注意ください。

※また、ガスストーブの使用に際しては定期的な換気を、必ず行ってください。

 

他、エアコンや輻射熱暖房(暖炉、床暖房など)で暖房される場合は加湿器を使用してください。

人の身体に一番良いとされる湿度は6075%です。

外気温自体がこの範囲から外れている事が多い上、加湿をせずに温度を上げると相対的に湿度は下がってしまいます。

温湿度計を置いて、適切な空気調整をぜひ。

 

そんなの面倒でやってられない!

なんて人に耳寄り情報を。

なんと、暖房しながら加湿できるエアコンが、

ダイキンより販売されております!

一般的にエアコンの弱点の一つと言われる「乾燥」について、まさかの自己完結!

機内の湿度が上がることによる汚れの心配に対しても「ストリーマ内部クリーン機能」により鮮やかに解決。

しかもAI自動快適運転機能付き・・・。

やりますなダイキン様、欲しすぎる。

その名も「ダイキンうるさらXシリーズ」のうるる加湿(水の給水は不要だよ)です。

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                                (2019/11/22現在)

※あくまでエアコンです。一般の加湿器と同質、同一の効果を期待しての導入はオススメいたしません。導入の際は機能面などしっかりと検討しましょう。


ご興味ございましたらエアコン一台の取付でもお受けいたしますので是非お問い合わせを。




4. 結露問題を少しでも減らすために

 さて本題に戻りまして、この冬結露を少しでも減らすためにできることは何か。

いつものように「調湿効果のあるしっくいで壁を施工すれば・・・!」と締めることもできますが、結露の問題は実はそんなに簡単ではなく、「多分大丈夫」「ちょっとくらい大丈夫」と言って放置をしておくには発生する問題が大きく、家によっては確実に対処をしておきたいものの内の一つなのです。

ですので少しくらい調湿効果のある素材を一部に使用しても冬場の温度差に対してはほとんど対策になりません。もちろん、床壁天井と全てを調湿効果のある漆喰や木材で、というのはベースにして頂ければより効果は出るものと思いますが、詰まるところ冬場の結露の原因は「温度差」なのです。

 

湿度ゼロは不可能。

温度差ゼロも不可能。

湿度ほぼゼロも体調に支障をきたすので不可能。

でも温度差ほぼゼロは目指せると思いませんか。

 

現在の日本の家の多くは窓の温度が極端に低く、それに対して室内の空気が極端に暖かいのが特徴です。

この現状を打破するためには「ZEH(ゼロエネルギーハウス)」よりもまずは室内で局単に強制的に暖房する必要のない環境を目指さなくてはなりません。

 

誤解の無いように申しますが、ZEHの考え方や取り組みを否定しているわけではありません。

暖房したときのエネルギーのことを考えるよりも先に、如何に暖房せずに快適に暮らせるかを考えた方が順序がいいと言うことです。

 

極論、エネルギーの消費を気にしなければ結露も含めた全ての問題はエアーコンディショナーをフル活用すれば解決することができるでしょう。

 ですが、先にも申したとおり、その問題そのものがエアコンの使用による副作用なのであれば、それを力任せにエアコンで強制的に押さえつけるようなやり方が、私たちの生活にとってナチュラルに存在できるとは思えないのです。

であれば、冬場室温18℃でも快適と言える家、ライフスタイルを、暖房しなくても室温22℃の家を、模索してみるのが一番の解決策派ではないかと思います。

 

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具体的には、体感温度からのアプローチを・・・・。建築屋らしく。

ご興味ございましたらぜひご覧下さい。

 

 

以上、ご覧頂きまして有難うございました!

 

 






無添加住宅京都正規代理店 株式会社棲み家 チーフデザイナー 増田 卓斗


・・・・・・京都・大津市の無添加・自然素材の注文住宅は株式会社棲み家で・・・・・・





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