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しっくいと むくざいと 湿度。

2019年6月17日|カテゴリー「スタッフブログ
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 皆様こんにちは、京都で自然素材を使用した住宅の設計、工務店をしております株式会社棲み家の増田です。


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そろそろ京都も梅雨入り、拙宅も湿気の化け物に襲われております。

 

 以前にもお話致しましたが、京都は非常に湿度のこもりやすい地形となっており、

夏はなかなかにして過ごしづらい、というのが昔からの語りぐさですね。

 

https://stagehome-mutenka.com/blog/s_blog/blog-118.html

(以前の梅雨ブログです)

 

 ですがそんな京都でも湿気に負けず健康に、快適に過ごす方法が、しっくいと無垢材には隠されているのです!

 


1.
そもそも湿気?
2.
湿度と体感温度
3.
除湿と調湿
4.
しっくいと無垢材
5.
健康と湿度






1.そもそも湿気?

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皆様湿気の正体を知っていますか?

大気中に浮遊する水分の事で、小さな水の粒、癖毛の大敵です。

そんなに難しい事ではありませんね。

小学生でも知っています。

 

 

 

 

 嘘です。

上記は誤った認識です。癖毛の下りも含めて。

 

間違い探しのようなものですが、細かい事を言いますと湿気の正体は小さな水の粒ではありません。

大気中に浮遊する水分、が正しいですね。

 

要するに水蒸気です。

 

気体になった状態の「水」の事ですね。

化学式でかくと「H2O」です。

 

 上記のことから「雲」や「霧」はどうでしょうか。

湯気についてもどうでしょうか。湿気と同じものでしょうか。

いえ、同じ状態でしょうか。

 

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 答えはNOです。

少なくとも目に見えている状態の水分は気体となった水蒸気という状態ではありません。

風に浮くほど小さく軽くなった水滴です。

 

 この違いを利用して湿度を下げる機械が「除湿機」です。

冬場の結露を思い出してください。

 冷たい窓ほど結露していた記憶はありませんか?

正しくは温度差の問題で、存在する水蒸気の量が、空気が抱えきれる量を超えたときに結露します。温度差は?というと、その抱えきれる量が温度によって違うので、より沢山抱えられる温度の空気からより抱えられない空気に変化したときの方がこぼれ落ちる荷物の量が多いと言うことですね。

計算式に直すと[217×{6.1078×75×気温÷(気温+237.3)}÷(気温+273.15)]-現在の水蒸..

なんて言い出すと読むのが嫌になるので細かい事は一旦於いておきますね。

 

要するに水蒸気を

強制的に水滴にかえて

その水滴を回収することで

空気中に漂う水分を減らす!

 

というのが除湿器のメカニズムです。エアコンも似たようなことをしますね。

ベクトルが逆ですが。あちらは液体が気体に変わる時に熱を奪う(下げる)現象を利用して空気を冷やしているのですね。

 

 ともあれ、表題に戻って湿気とは何か。

「水蒸気」です。科学の意味では。

 

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 そうですね、それは何となくわかっていました。

次は、その「水蒸気」が私たちと私たちの生活にとって何者なのか、ですね。

どのような環境でどのように影響を及ぼすのか、または及ぼさないのか。

 

 結論から申し上げますと、

湿気は「健康被害因子」であり、「生命的に必需なもの」の両面を持っています。

 

 では一体何が原因で発現する側面が決まるのでしょうか。

後者の「生命的に必需」の意味は大体皆様想像が付くのではないでしょうか。

 

 乾燥しきった土地、といえば初めに浮かぶのが私の場合砂漠なのですが、

砂漠の平均的な湿度は大体20%程度と言われています。

 

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 砂漠で生きるために進化した生物も多いと想像しますが、

調べてみるとどれもかなり振り切った進化をしているようで、

植物などの特徴も、湿度がしっかりある地域のものと比べるとかなり違います。

それほど砂漠が生命にとって厳しい環境であると言うことになります。

(砂漠が生きづらいのは決して湿度だけの問題ではありませんが)

 

 少し話がそれましたが、

人の肌が乾燥し始める湿度が50%から。

喉の粘膜にダメージを与え、抵抗力を下げ始めるのが40%から。

40%を下回り出すと、ウィルスが活動しやすい範囲に入ってきます。

 

 つまりウィルスが潜伏できる状態で湿度を40%未満にしてしまうことは、

丸腰で敵対勢力の本拠地に放り込まれるようなものです。

 

 よほどの理由がなければ作り出さないほうが無難な環境といえるでしょう。

 

 

 

 ある法令(建築物衛生法、ビル管法など ※通称)では建物内の湿度を40%~70%に保たなくてはならないとしています。

 

 上限が決められているのにも理由があって、

ダニの活動良好の温湿度が25℃以上、75%以上と言われています。

ですので春から秋にかけて、湿度が75%に近づけば害虫の発生が十分に考えられるというわけですね。

 

 他にも、カビに関しては更に条件が悪く(良く?)2030℃、湿度70%と餌(埃や石けんカスなどを含む有機物)が有ればどんどん発生します。

 

 カビの場合は基本敵に空気が停滞しているところでないと湿気が停滞せず繁殖することができないと言われますが、それでも家の中全ての場所で空気が停滞せず動かし続けるのはかなりの計画性と労力(エネルギー)が必要です。

 

 ほかにもいろいろと理由があるのですが、

総合すると湿度計は55%~65%程度を基本としてよさそうです。

 

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 少し余裕を見るのにも訳がありまして、

湿度計には計測として少し実湿度と誤差が出ます。

 

 一番安定して湿度を計れるのは乾湿度計といわれる、

乾いた空気と湿った空気の差で湿度を観測するというものですが、

まぁちょっと専門的すぎるので通常は家などには置きませんよね。

 

 私の方でも湿度計を二個並べていくつか測ってみましたが、最大で7%ほどの誤差が出ました。

 

観測するときのポイントとしては

・風やエアコンの影響を受けにくいところに置く。

・直射日光の当たる場所は避ける。

・地面近く、天井近くは避ける。大体1.3M程度の高さが良いようです。

 

 湿度の管理は非常に難しい、と言いますか、

湿度は相当の%で変化しないと人間の肌では感じにくいとされています。

ですので、湿度計はしっかりと計れないといけないわけですね。

 

 ちなみに中学校でも習いますが、

空気の温度によって、55%~65%でも湿気の量は違ってきます。

露点温度、飽和水蒸気量なんて言葉を聞いたことがありますでしょうか。

 

これを利用して、冬場であれば湿度が上がりすぎた際は温度を上げれば、

これだけで湿度は下がります。

 

 但し、冷えた瞬間に家の中のどこかで結露することになるので換気は必ずしてください。

 

 湿度の調整方法は季節によって変える必要があるわけですね。

 

 



2. 湿度と体感温度

 




 


次は体感温度と湿度の関係についてなのですが、体感温度について少しだけお話を。

 

 体感温度というのは、実際の空気の温度と違い、

実際に人が寒い・暑いと感じるかどうかの指針にされる計算温度の事です。

 

 これももちろん個人差がありますので、「何度であれば暑い!」という指針にならないのは実温度と同じですね。

 

 計算式としてはミスナールの計算式というものを用いて計算するのですが、

Tm=37−(37−t)/(0.68−0.0014h+1/A)−0.29t×(1−h/100)

 A=1.76+1.4v0.75 

(出典:ke!san https://keisan.casio.jp/exec/system/1257417058)

計算式を書きました。

 

 先に申し上げますと決して私が理解しているわけではありません。

正直計算機なんかで計算できません。

 

 大切なのはこの計算式に含まれる要素として

乾球温度t、湿度h、風量vが含まれているということです。

 

 つまり体感温度は実際の温度と、湿度と、吹いている風によって決まるということです。

 

 それぞれの関係性はひとまず置いておくとしても、

湿度は暑いと思うか寒いと思うかにも影響してくるというわけです。

 

他にももう少しわかりやすい指針として不快指数という計算があります。

 

DI=0.81T+0.01H×(0.99T−14.3)+46.3

によって求められます。

 

 

 こちらも温度と湿度が関係していますが風速が考慮されていないため

風の影響による指数と実際の不一致が指摘されていますが、

今のように家の中などで風量の影響を考慮しなくても

誤差が少ない時などには十分に参考になる数値といえるでしょう。

 

大体75以下で不快に感じる人が著しく少ないとされていますので、

図によりますとそれなりの分布ですね。



f643faaa7a4ddb0f25cedcf26ff415b6

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%BF%AB%E6%8C%87%E6%95%B0

 

 

 具体的な数値としては

夏場で65%の湿度だとすると快適温度は26℃です。

 

風速も考慮して計算すると部屋の温度が28℃、湿度が65%、

エアコンの一般的な風速0.14m/sとして

計算すると体感温度は25.7℃になります。

 

 エアコンをつけることを考えると28℃設定で十分快適なわけですね。

 

 通風を採用する場合を考えてみましょう。

京都市の夏場7月における平均的な風速が1013km/h2.7m/sです。

 このうち半分を主要な部屋に取り込んだ場合に風速1.35m/s

外気を室内に取り込んで自然通風をした場合、7月の外湿度が68%、気温が31.2℃。

 

 これで計算すると体感温度は27.4℃、不快指数は77.2のため、

あと少しで夏場の不快感からは逃げきれそうですね。

 ダイソンの扇風機で最大2.8m/sで、指数76.3・・・あぁ惜しい!

 

 ちなみに、風速を上げすぎるとこの計算結果とはまた別の意味で不快感が増します。

理屈上家に現場用の扇風機を放り込んでずっとそれにあたっていれば計算上は快適、なのですが、想像するだに、不快ですね。なんか疲れそうです。

 

 

 

3. 除湿と調湿

 

さて、多湿が不快感を上げている可能性についてはこれでわかりましたね。

次はその対処です。

 

 どうやって湿気を調整し快適、健康的な状態に保つのか。

 

 単純に記述すれば多ければ減らして少なければ足せばいいのです。

手段はたくさんあります。

 

 まず代表的なのが加湿器、除湿器ですね。

これは温度の調整をする機能により水蒸気を水に変えて空気中の水蒸気量を減らしたり、水を蒸発させて空気中の水蒸気量を増やしたりする器械です。

 


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 どちらも細かく言うといろんな方式のものが存在しますので特徴についてはまた別の機会にお話しさせていただこうかと思います。

 

 これが一般的には一番わかりやすいとされる方法ですが、

欠点としては電気代の事、騒音の事、機械の稼働による温度上昇の事、機種によっては加減なく過除・加湿してしまうこと、それから設置場所の問題でしょうか。

 

 

 

 除湿のほかに調湿という考え方があります。

これは湿気を除去するというものではなく、湿気を自由に動けないように一度閉じ込めるというニュアンスに近いと思います。

 

 空気中の湿度を逃がさないように一度物質の中にため込んで空気中の実質的な湿度を下げ、

下がりすぎると逆に物質が保有していた水蒸気を放出し湿度の低下を防ぐというものです。

 

 先の除湿に関してはなかなか自然のものを活用して運用するのが少し難しいのですが、

調湿に関して言うと意外に調湿の機能を備えたものは多くあります。

 

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 その中のいくつかに、しっくいと無垢材が含まれるわけです。

 


4. しっくいと無垢材

 

先に申し上げた通り、しっくいと無垢材には調湿効果があります。

なぜか、というメカニズムをご説明するとややこしくなってしまいますので、

簡単に申し上げますと、両方とも乾燥した状態で小さな気泡をたくさん持った素材だからです。

 

この気泡はもともと湿っているときは水分が存在する部分の気泡です。

 

 もともとの成り立ちが水分を底に保持するためですから、

乾燥した後、空気中に漂い余りかけた水分を捕まえておくのには非常に適した構造をしているのです。

 

 これを理由に、空気中としっくい・無垢材自体の湿気の量がアンバランスになったとき、

自然とそのバランスを取ろうとしてしっくいや無垢材の中に湿気がしみこんでいくわけですね。

 イメージとしては濡れた布の上に乾いた布を置くと水がしみこんで両方濡れてしまうような感じです。

 

 木材の水分を保持する能力は、厚さが4mm1㎡の大きさのヒノキ板が飽湿したときの水分量が、8畳程度の部屋で室温が25度のときの飽和水蒸気量(空気の含むことのできる水蒸気の量)と同じ程度だとされています。

 このように木材の水分保持能力は空気に比べて遥かに大きいため、木材の含水率をほとんど変えることなく、含水率と平衡するまで空気中の湿度を変えることが可能なのです。

 

無添加住宅においてはかなりの葉に、面積でしっくいと無垢材に覆われるわけですから、その効果はかなりのものです。

 

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 実体験として、しっくいの室内空間で過ごす人の多くが、エアコンをほとんどかけずに通風で過ごせる日が多くなったと頂きます。

 

 例えば電気代が安くなったとかですと、実際には窓や壁の断熱性能、エアコンの効率などもかかわってくるので実際にしっくいや無垢材のおかげなのかはわかりにくいものですが、

通風で十分に量が取れるというのは断熱性能だけでは実現できないのです。

 

 他でも私の感想として記述したことがありますが、

イメージとしてはお寺です。

 

 通風計画に重きを置き、断熱に頼らず湿度を下げる、あれがまさしくしっくいと無垢材の効果なのです。

 エアコンのように冷房効果はありませんが、とても自然な状態で涼をとれるというところに、とても魅力を感じます。

 

 

5. 健康と湿度



最後に、健康と湿度に関する関係性についてですが、

先にも少しお話をしましたが、湿度の調整をしっかりとしてあげないと細菌やウィルスの発生を助長させ、免疫力を低下させることにつながります。

 

 湿度の問題で大きいのがもう一つ、カビの問題です。

カビは餌と温度と湿度の条件がそろえばどこにでも発生します。

以外だったのが、先日お住まいになられて一年目のお家に点検に伺った際、道路に面する窓の外部側ゴムパッキンにカビが発生していました。

 

 もちろんいろんな条件が重なってのことではあると思いますが、

通風をして空気が動いているということだけではカビの発生を抑制するのに足りないということです。

 

 カビが与える健康被害といえばたくさんあります。

肺や気管支に異常をきたす「肺アスペルギルス症」

真菌が血管内に侵入してさまざまな臓器を侵してしまう「侵襲性肺アスペルギルス症」

穀類などで繁殖すると、カビ毒を生み出したりもします。

上記の症例はアスペルギルス属というカビが引き起こすものですが、

このアスペルギルスは日本酒やしょうゆを作る際に活用するカビもその仲間です。

 

 また他にも「エクソフィアラ」という黒色真菌は、

皮膚の膿瘍や潰瘍を引き起こすだけでなく、肝臓や脳の膿瘍を形成するとされており、

脳を侵されて死に至る例もあるといわれています。

 

浴室の排水溝などだけではなく、

加湿器の内部からエクソフィアラが見つかった例もあります。

 

 これらの多くの発生原因は湿度ではなく衛生面に由来することが多いですが、

室内でも同じ環境が形成されれば同じように発生します。

 

 

湿度と関連する健康関連

・湿度が50%以下になると徐々に肌の乾燥が進む

・湿度が50以下になるとのどの粘膜にダメージを与え始める

・湿度が40%以下になるとインフルエンザを含むウィルスの活動が活発になる

・湿度70%以上から菌(カビ)の活動が活発になる

・湿度75%以上からダニの活動が活発になる。

 

 ほかにも快適な空気環境に保つということは

心身ともにリラックスさせストレスを減らすことに貢献します。

 

 また、夏場にエアコンを使用しなくてもいい時期が増えるということは急激な温度の低下や局所的な冷却によるストレス、免疫力の低下も防げます。

 

 家の中とはいえ、我々は様々な生命体と一緒に存在しています。

その中には金やウィルスのように私たちの健康に重大な被害を与えるものも存在ます。

 

 すべてを排除することはできませんし、それをしてしまうとバランスが崩れ別の問題を引き起こしてしまうことが多いので、うまくすみわけをして、私たちの居場所は私たち自身が快適に保ちたいものですね。

 

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無添加住宅京都正規代理店 株式会社棲み家 チーフデザイナー 増田 卓斗


・・・・・・京都・大津市の無添加・自然素材の注文住宅は株式会社棲み家で・・・・・・
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↑後悔しない
自然素材の家の
作り方。

後悔しない自然素材の家の作り方。 ~初めの確認とアフターメンテナンス~

2019年4月8日|カテゴリー「スタッフブログ
1.aikyatti1

皆様こんにちは。

京都で自然素材の家、その建築と設計を手がける株式会社棲み家と申します。

 

ご新築、またはリフォームをされる際に「自然素材をふんだんに使いたい」というご要望が近年増加しています。

その背景としてはしばらく前から騒がれるようになったシックハウスや化学物質過敏症などの、住宅を原因とする健康被害が存在することは間違いないでしょう。

自然素材の家全てがそれら疾患に有利というわけではないのですが、

そのお話はまた別のページで。

 

今回は自然素材の家を建てる前提で、後悔しない打合せの仕方と商材の選び方をご紹介差し上げようと思います。

 

 

1.自然素材を使用する目的をはっきりとさせる

2.実際にさわってみる。感じてみる

3.特徴を知り、デメリットを考える

4.採用場所、使用環境を間違えない

5.自然素材と上手に付き合うために必要なアフターメンテナンス

 

 

1. 自然素材を使用する目的をはっきりとさせる

まず、なぜ自然素材を使いたいと思ったのでしょうか。

色々なご意見を頂戴しますが、代表的なものとしては、

・健康に気を遣っている

・暖かみがあって心地いい

・ライフスタイルに合致する

などです。

他にも「自然素材」が持つ魅力は様々なようですが、書ききれない(読んでいられない)と思いますのでまずは代表的なものから記述いたします。

 

 

・健康に気を遣っている
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非常に多いお答えです。

他にも食品や衣服、健康に関する活動なども同時に取り組んでおられる方が多いです。

健康志向の商品が増える中、住宅に関しては健康思考のものがまだまだ一般的とは言えません。
「健康志向の建て売り」とか、まだ今のところは聞き及びませんものね。

 

そういった事に気を遣っておられる方は何となく感覚でわかられるかも知れませんが、「健康」というものを目的とする場合に於いては単に「自然素材である」という事だけでは十分ではありません。

我々の身体は思う以上に敏感で、ごまかしがききません。


ですが、我々の知識は言葉面でごまかされてしまうことがあります。

「表記・告知義務を下回る含有量は含まれていないことにしていい」なんていう制度が時として大きな影響力を持って我々に返ってきます。

 

とくに、住宅の場合はこの「表記しなくていい」ものの締める割合うが非常に多岐にわたり、専門科でも自分たちが使用している物質の危険性を知らないことも度々。。

詳しくはご連絡、ご相談頂けましたらお答え差し上げるといたしますが、例えばシロアリ駆除剤や防腐剤、防カビ剤に難燃塗料等の中には「人体に影響がない」とは到底言い切れないものも存在します。


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(ホウ酸の防蟻処理を行っているところ。目に見える仕上げ材以外にも懸念箇所は存在する)

人体に影響のあるものは法律で規制が係っているだろう。

フォースターだったら大丈夫なのだろう。

 

と、思いたいものですが。

建築基準法及び関連法令に於いて、健康被害に関することが完全に無視されているわけではありません。

シックハウスにたいする対策として、使用量が制限される物質を定めたり、24時間換気を義務づけたり、と。

 

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もちろんそれらがなければ大変なことになりますし、非常に大切な法律であります、が、実はこれだけでは不十分という可能性も十分に考えられるのです。

 

例えば先ほど申し上げた使用が制限される物質についても、今のところは危険と思われる全ての物質に規制が及んでいるわけではありません。

例えば、

ある物質が存在したとして、それに対するアレルギーや疾患が症例としては出ている。
状況だけ見ると危険な物質と認識して間違いはないのだが・・・では規制まではできないわけです。

どの方面から見ても危険であると証明をしないと、なかなか法律として規制することは難しいわけですね。

 

なので、健康被害に対して徹底的に対処を施しておきたい!

という方は是非ご相談下さい。なかなか1人では難しい上に、かなり専門的知識も必要になってくると思いますので、正しいパートナーを選ぶことが大切です。

 

とは申しましても、正直そこまで危機感を持って家づくりに望んでおられる方は、大半というわけではありません。

「健康的に」と「窮屈じゃない程度に、無理しない程度に」を両立させたいという方がほとんどです。

正直私自身も潔癖なまでに健康被害に対して対策をとっておくことはできますが、そこまではしないと思います。

リスクの順番やこだわりの順番で、心身共に無理のないこところで家づくりをしたい考えです。

そういう方は、
 リスクとして何があるのか。
 症例の多いもの、原因は何か。
これくらいは勉強をしておくことをオススメいたします。

 

どちらも結論は同じですが、まずは「自然素材を使える工務店」を探すのではなく、「健康被害について具体的な知識のある工務店」を探すのがよいと思います。

 

後者の場合はほとんどの場合前者を内包しますが、その逆は保証できないからですね。

 

 

・暖かみがあって心地いい

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これも非常に代表的ですね。

私個人も建築を専門にやっていなければ木造が好きな理由はこうだったことでしょう!


専門家でもないと細かい事がわからないから。

 

ともあれ、心地いいという言葉には「ストレス」の存在が大きく関わっています。

とは言いましても単純に「ストレスを感じない」=「心地いい」にはなりません。

ストレスというのが精神的、肉体的な刺激のことだと定義すると、多少の刺激は「心地よさ」にとっては非常に大切なのではないかと、思います。

 

私も運動をしますが、運動して身体的にストレスを掛けたとしても心地いいと感じることもたくさんあります。

逆に、何もない部屋で精神的にも肉体的にも一切の刺激を受け取らずにただずっと座っている、という時間を心地いいと感じるとは・・・ちょっと到底思えません。

試してみたことはないのですが。

 

また同じ空間で同じ状況だったとしても、全員が同じように心地よさを感じるわけでもありません。

 

ですのでこの定義は実は非常に難しい・・・ように思えて実はかなり簡単な方法があります。

好きな色はなんですか?
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好きな季節は何ですか?

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食べ物は?趣味は?素敵だと感じる景色は?好きな国はありますか?

バカンスに行くなら山ですか?海ですか?街ですか?

・・・等という中に答えが隠されているように思うのですが、わかりますか?

 

非常に雑な結論になってしまいますが、人間が一番心地いいと感じる空間は、自分が一番「好き」な空間です。

 

自然素材が好き、と自信を持って言える方は、後に出てくるメリットデメリットをしっかりと把握した上でご使用頂ければ、間違いなく「心地いい空間」が作れると言うことですね。






・ライフスタイルに合致している。


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こちらも割とお聞きするお答えなのですが、

例えば家庭菜園や、アウトドア、自給自足やスローライフなど、自然素材と結びつけることの多いライフスタイルはたくさんあります。

 

住宅はそもそも住まい手のライフスタイルを反映するものだと私は考えているので、ライフスタイルと合致していることは非常に大切です。

 

自然素材と結びつけることの多いライフスタイル関係の用語は必然と「自然」との共存や共生をイメージさせるものが多いように私は思います。

こうして書くと当たり前のようにも思えてくるのですが。

その実も当たり前の事なのですが、自然との向き合い方を知っておられる方は「自然素材」といわれる建築商材についても特徴を捉えることを容易に行ってしまわれるでしょう。

 

メリットやデメリット、もしくは想定しなかった自体を発見したとしてもその素材の特徴を汲み取り工夫してお住まいされることができるのです。

 

ライフスタイルと自然素材が、イメージとして合致しているように思う・・・という漠然とした感覚も実は大切です。

私どものような専門科でもない限り、なんとなくわかっている、という程度の知識で十分だからですね。

 

 

2. 実際にさわってみる。感じてみる

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自然素材に限ったことではありませんが、基本的に建築商材の多くは肌とふれあいながら生活をしていく物になります。

 

選定の際に必ずさわって確かめてください。

 

特に自然素材といわれるものは表情が豊かです。

堅いものから柔らかいもの、ふわふわしているものやとげとげしている物。

一様に仕上げられた加工が困難なために、こうした表情は産まれます。

 

一言に、それこそが自然素材の良さだと言ってしまえる方は悩む必要はありませんね。

そこがよくわからないという方は、なるべく多くの自然素材を展示しているショールームやお店に立ち寄って、実際にさわってみてください。

なにも建築関係のお店である必要はありません。

雑貨や衣服、家具などに至るまで様々な「自然素材」があふれているはずです。

 

そのふれあいの中で、「心地いい」と思われれば、身体は自然素材を受け入れる準備ができていると言うことですね。

 

自然素材をここちいいと感じるかどうかの簡単な問題があります。

自分が今日、ある部屋から一歩も外に出ずに一日過ごすことになったとして、コンクリートの部屋、鉄の部屋、ビニールの部屋、木の部屋、どれを選びますか?

というもの。

 

私は喜んで木です。

ほとんどの方が木の部屋をお選びになるのではないかと思いますがいかがでしょうか?

 

消去法という方もいらっしゃるかも知れませんが、そうだとしてもご自身の感覚の中で木の優位性は確立されていることになります。

 

イメージ的に、という選び方の方もいらっしゃるかとは思います。

ですが、この感覚は決してイメージだけによるものではありません。

 

木が人体にもたらすリラックス効果は科学的にも証明が出来る程確かなものです。

木やガラス、鉄などいろいろな条件の部屋に入り、脳波と血圧を測定する非常に簡単な実験ですが、それにより木が全ての場合で「心地いい」という結果を出しています。

 

検査結果が簡単なだけに、私たちの日常にも顕著に効果が現れると考えて良いでしょう。

 

とは言っても、さすがにそこまではさわってみただけではわかりませんけどね。

それでも、触れてみて、そこに愛着を感じるかは大変重要です。

標準仕様だからとか、おすすめだったからといことで決めるのも悪くはないですが、有るかも知れない後悔を阻止するためには必ず行うべき行程と言えるでしょうね。